専門科目 インタープリテーション論

専門科目
インタープリテーション論

日程:11月16日

目的:①インタープリテーションの基礎論の学びから、実際の現場での実践に取り組むことで、インタープリテーション活動の面白さ、
    難しさ、などの課題を自ら気がつけるようになること。
   ②「インタープリテーションのガイドツアーのプランニング」「ツアー準備(下見)の重要性」
   ③「インタープリターの技術の習得」を学ぶこと

活動内容:インタープリテーションの学びの集大成となるまとめの授業です。伝えたいヘリテージ、対象地、ガイドツアー内容について、話し合って決めます。3グループに分かれ「鎌倉:鎌倉幕府」「猿島:戦時中の日本」「油壷マリンパーク:相模湾の生き物」でツアーを実践しました。各グループツアーを行う為に回数を重ね下見を行ってから、ツアー当日に準備をしていきます。


猿島ツアー

東京湾に浮かぶ唯一の無人島で自然島でもある猿島でのツアー最中の写真です。猿島でのツアーテーマは「戦時中の日本」についてでした。猿島内の道は、坂道や狭い道が多い為横に広がり説明をすることができないため、先に広い場所で説明してから目的地に進むなど、ゼミ生たちもツアーガイドとしてのガイド方法や知識を柔軟に使えるようになりました。


鎌倉ツアー
油壷マリンパークツアー

鎌倉のツアーでは鎌倉幕府をテーマにツアーを行いました。写真の若宮大路の参道は鶴岡八幡宮に近づく程道幅が狭くなり実際の距離より長く見える工夫がされています。有名で訪れたことがある人も多い場所でのツアーのため、そのような豆知識や歴史についての簡単なクイズを出しながらツアーが行われました。

油壷マリンパークでは相模湾の生き物をテーマに身近な絶滅危惧種を知り、自分たちにできることは何かを考えるという事を狙いとしてツアーを行いました。


活動感想:担当代表者 酒井
今までのインタープリテーションの学習をしてきたことの成果が試されるようなツアーでした。ツアー企画では、テーマを決めることがとても難しく、「何を一番伝えたいのか」「ツアーを通して学んでほしいこと」「興味を持ってほしいものは何か」「対象とする参加者は誰か・参加者の年齢層」など絞り込むことが重要となりました。さらに、伝えるためにはまず、自分たちがそのヘリテージの対象に一番興味を持ち、その対象について深く理解しなければなりません。誰かに伝えていくことの大変さとともに、伝えることで守り継承していけることがあるという事を、ゼミナールの学習とこのインタープリテーションの授業において身をもって学ぶことができたと思います。

施設紹介
https://www.tryangle-web.com/sarushima/ (無人島猿島)
http://www.aburatsubo.co.jp/ (京急油壺マリンパーク)