5月 軽井沢合宿

軽井沢合宿
〈プロのインタープリターを知る学び 〉
〈 学生によるインタープリテーション実践 〉

日程:5月31・6月1日

目的:ビジネスで活躍するプロのインタープリターの技術を実際に学び、自分のものにする。
   ゼミ生自らがインタープリテーションを実践し、現場でのガイド経験を積むとともに今後の課題を発見する。
   自らガイドツアーの計画を立てることで、計画性、自立性、責任感を身に着ける。

活動内容:①「ピッキオ」にてネイチャーガイドのツアーに参加しインタープリテーションの手法を学ぶ
     ② 軽井沢の街で実際に学生同士によるガイドツアーを実施 

①ピッキオは「ネイチャーツアー」「ツキノワグマ保護管理」「エコツーリズムサポート」「環境教育」等の事業を行っています。その中で私たちはネイチャーツアーに参加させていただきました。「軽井沢野鳥の森」を歩きながら四季折々の旬の生き物を観察することが出来ました。インタープリターは、ツアー中に次から次へと湧き出る私たちの様々な質問にわかりやすく、かつ、ユーモアを加えて返答してくださいました。ツアー後にもゼミ生の質問の1つ1つに丁寧かつ正直に返答し、時にはご教示くださいました。ビジネスで活躍するネイチャーガイドの方のアイデア溢れるツアー方法を実際に見て体験すること出来たことは、私たちゼミ生にとって、とても貴重な体験でした。

②実際にネイチャーガイドの方によるツアーを体験した後は、私たちの番です!軽井沢の街は多くの歴史や文化に溢れています。その中で私たちは伝達すべきヘリテージのテーマを決め、約2時間のツアーをゼミ生のグループ別で実施します。


ピッキオ
ネイチャーガイドツアー

①の活動では「ピッキオ」にてネイチャーガイドツアーに参加します。プロのインタープリターの方によるツアーに参加するのはゼミ生全員が初めてでとても貴重な体験でした。参加者の年齢層や興味に合わせた話題で臨機応変なツアーを構成してくださいます。
写真はインタープリターの方が実際にツアーを行うときに使用しているリュックです。とても重くたくさんの道具が入っていました。ツアーコースは学生でも少し意気が上がるような道もありましたが、ガイドの方は息を切らすことなく、ツアー中興味の湧くような話題を学生に話し続けてくださいました。この日のツアーを参考に2日目は学生によるツアーを実施します。


雲場池

②の学生によるツアー実施日です。この写真は各グループごとに分かれてツアーをした際にコースの一つとして回った雲場池です。1日目は各グループごとにわかれツアーの下見をします。軽井沢では観光地である上に道が狭い場所が多い為、どこに止まりみんなを集めて説明するのか・全員が同じ景色を見れるためにはどうするべきか下見をしなければならない重要なことが多くあります。軽井沢合宿ではゼミ生全員が下見の重要性を実感しました。


活動感想:担当代表者 石川
合宿の取り組み課題であった、ゼミ生によるガイドツアーの実践で大変だったことは、初めての軽井沢としいう地において下見が半日しかない中で、時間を予測して調整することでした。前日の予定は、あくまで予定であるため、当日に何が起きるかわからない状態で準備することが難しかったです。どんなに準備していても時間のズレやハプニングは起きてしまいます。当日のハプニングに対応するためには、ガイドメンバーの皆が全体の流れの把握をしておく必要があると学びました。自分のガイド担当だけを取り組むのではなく、皆が一つのチームとして助け合いながらガイドツアーを運営することの大切さを学びました。そのために、何度も話し合ったり、確認したり考えなおしたりすることが必要だ、ということを痛感しました。


〈用語集〉

インタープリター:後世に伝えたい情報・内容を、参加者の中心的存在となり情報が効果的に伝わるようにストーリーを考えながら伝えたい内容を理解するように導く存在


インタープリテーション:ヘリテージ(自然・環境・歴史・生活慣習)を伝達する際に、インタープリターによる効果的な伝達効果を図りさらに保全保護に繋がるもの

ネイチャーガイド:人と自然の懸け橋となり参加者の方が安全にその土地の自然と触れ合い、安全に楽しむ手助けをする仕事

施設紹介:https://picchio.co.jp/